行ってきましたBCG

今日は覚悟を決めて（大袈裟）虫君のBCG接種行ってきた。まずは朝保健センターに電話して一応今日は受けないと言ったら来月他のセンターで受ける様にと言われ、細かい事情を説明するの面倒なので個人的に受けますと言ったら駄目みたいな返事。で、ようやく無料では出来ないって意味で駄目と言っているのが分かったので有料で受けますと言って一件落着。不審そうではあったが。

昨日見つけた東京タワー近くの病院。ドクターはイギリス人のとっても感じの良い若い先生。奥さんが日本人でお子さんもいるらしく、日本語も上手だった。何よりもとっても驚いたのは日本の医者みたいに早く診せて早く出ろ的な雰囲気がないし（そうじゃない人もいるんだろうけど、私はそんな医者にしかかかった事ない）、完全な個室。病院じゃないみたいなふっつーの部屋。看護婦さんすらいない。必要になった瞬間に呼んでくると言ってドクターが出て行ってそれから来る。で、注射はドクターがした。

BCGの質問とは全く関係ない、私の親知らずを抜いた場合に飲むだろう薬の名前を言って大丈夫か聞いたらすごく普通に薬辞典を調べてくれて、大丈夫とはっきり言ってくれた。小児科でも普通に出す薬だし、母乳に混じる量はごく少量だから普通に母乳あげて良いですよと言ってくれたので、決心がついた。まぁ、昨日の夜から搾乳しだしたので、抜くまでに十分すぎる位は冷凍しておくつもりだけど。ただおっぱいの飲み方を忘れるとか聞いたので、せめて一日一回はおっぱい飲ませたいなと思ってたので安心した。

肝心のBCGだが、虫君はそれまでキャッキャいって笑っていた。あぁ数秒先の悪夢をこの子は知らずに・・・と心が痛んだが、ドクターがハンコを足裏に押した瞬間シーンとなって数秒後にギャー！と泣いたものの、2分くらいで忘れたのかオフィスを出る時には普通の状態だった。

ほっとしたからか猛烈にお腹がすいたので、目の前にあったプリンスホテルでランチをした。その間中虫君はすごいご機嫌モード。あんだけ心配したのが勿体ない位元気だった。

今後の接種予定についてドクターと話した時、日本では三種混合で３つのワクチンを一回で入れるが、諸外国では五種混合らしく一回の痛みで済むし日本では駄目みたいな論調だけど他の国々では普通に五種だから、ただで受けたいならイギリスで受けて、お金払っても良いならこの病院でも出来るし、別に気にしないなら区で受けたら良いのではと言われた。痛い注射は少ない回数がいい気もするが、まぁこれは考えよう。Hibとか言うのも絶対受けろと言われた。最近日本で出来る様になったけど、これはどの接種よりも大事ですだって。

しかしBCGをわざわざ受けに来た理由を話したら全然驚いた感じでもなく良くありますと言われた。で、とっても感じの良い先生で別に悪い意味でじゃないけど、BCGをハンコで腕に押す国は日本と北朝鮮といくつかのアフリカの国々位で他の国ではやってないとも言われた。足裏に打つ事に関しては、腕より悪いとか良いとかもなく、今まで自分が知る限り問題あったと聞いた事ないから、日本の規則の上腕接種が一番、と言うのは根拠がないと思うだって。確かに。

いずれにせよ、何か問題があった場合、日本でもイギリス人のドクターに診てもらえる病院を見つけただけでも収穫だった。夫が安心して診せられる先生が一人いれば、普段は近所の小児科に行くとしてもどうしてもきちんと説明を受けたいとか夫が騒いだらそこに行けばいい訳だし。私ももし海外にいたら、別にその国のドクターを信用しない訳じゃないけど、日本人のドクターがいたら念のため診てもらいたいと思うかも知れないので、多少コンサル料が高くても仕方ないかなと思った。日本に住んでくれてるって言ったら変だけど、私は日本に住みたいからあわせてくれてると思えば、これ位ね。

ちなみに区で受ければタダの注射、1万円ナリ。（コンサル料含む）