イギリス旅行記 1月2日

待ちに待ったストークオントレント旅行日。朝からうきうきで車に乗り込む。8時半にミルトンキーンズを出発。10時半過ぎにまずは最初の目的地Spodeへ到着。2日から営業しますと聞いていたので自信を持って入るとなんと!店は営業しているものの工場見学はしていないそう。えー。開いてるって言ったじゃんって思ったら、6月で工場閉鎖したそう。知らなかったんだけど。今は注文製作しかしてないらしく、今まで作った分がなくなったらもうスポード製品は市場に出回らないそう。貴重だ。という事で買い物に突入。凄く安いアウトレット部門と、まぁまぁ安いファクトリーショップがあったので一応両方みる。

(ストークの町並み)

(スポード)
ファクトリーショップの方はちゃんとした製品が安くなっているが、アウトレットは蓋のないポットとか図柄がずれてるのとかで、安いけどいらないかもと言うものばかりだった。それでもアウトレットでは蓋なしのポット(2£90p)と皿2枚(各2£)を買い、ファクトリーショップでは朝食用にお皿とカップのセット(キュリナリートレーとか言うもので、カップの置き場がくぼみとなって皿上にあるもの。一枚4£位。確か。カップは高くて7£位した気がする)2セット、マグカップ(6£位)1つ、サンドイッチトレー(素敵な物だったので1枚22£したが購入。)2枚をゲット。全部で60£以上したけど大満足の買い物。その後ポートメリローとか言う店に行って、小麦粉を入れておくエアタイト瓶2本(これが重かった!)を16£で購入。更にウエッジウッドのビジターセンターへ行く。ここはちょっと人里離れた所にあった。お腹も空いたので取りあえずセンター内のレストランで食事をした。私はチョイスが少なかったので仕方なくマッシュルームリゾットと茹で野菜(6£位)彼はコンビーフパイ。なんか物足りなかったので私はお茶とスコーンを追加。このスコーンがなぜか美味しかった。既に生クリームとイチゴジャムが挟まった状態で冷蔵庫に並んでいたので期待してなかったのだが。サクサクしてしっとりの美味しいスコーンは1つ、1£95p。

さて、お腹も満たされたので早速ファクトリーツアーへ。ツアーといっても自分で見て回るツアーなので適当に見始める。

今までウエッジウッドの製品は特別好きじゃなかったのだが、皆の一生懸命作る姿を見ているうちに引き込まれていく。特にジャスパーの製作過程を見ると、こんなに手が込んでいたのかと驚く。しかも2種類のジャスパーがあり、1つはよく見る青地に白い彫刻様の物が張り付いているもの。もう1つは貼付けるのではなくひとつずつ削り込んで行くもの。こちらは非常に高価な物らしいが、カメオのように美しい。しかも初めて知ったがあのブルーだけじゃなく濃いブルーや黒っぽい感じの地の物もあって、ジャスパーの奥深さをしる。(白とブルーのマーブル地の物もあった)


感心しながら歩いていると、職員の人に呼びかけられた。どうやらまたしても彼が物を無くしたらしく、(この旅の最初にもタイでカードを紛失した。何故??)そのおじさんが持って来てくれたのだ。甥っ子の携帯電話・・・。どうやったら忘れられるのか不思議だが、とにかく見つかって良かった。そしてこの親切なおじさんTさんが実はかなり「親切」な方で、もう見終わった場所まで引き戻してあれこれ説明してくれた。おかげでたっぷり3時間くらい時間を取ってしまい、全て工場見学を終えてビジターセンターに戻った頃には4時半位。ジャスパーの土で自分で陶芸が出来るコーナーは締め切り。がっくりしてると受付のおばさんが寄って来て、どうしたの?と聞いてくれた。事情を話すと「そんな事だろうと思ったわ。Tさんはおしゃべりで有名なのよ!明日も来れるの?もし来れるなら入場料タダにしてあげるからまたいらっしゃい。明日陶芸やったらいいわ。」と親切なお言葉。という事で明日出直す事に。
日はとっぷりくれ、外は異常に寒い。やっぱり北の方にあがってくると当たり前だけど寒いね。
今晩は5年ぶりに前の同僚でイギリスに帰った友達と会う事になっていたので急いで今晩の宿に急ぐ。陶器巡りに最適!と書いてあったのでそこを選んだものの、友達に場所を言ったら、山の中だよと言われた。田舎の訳の分からない道をグルグルと迷いに迷い、友達の指示通り(警察官でそこらへんをパトロールした事があって知ってるらしい)進むもなかなか見つからず、1時間半位迷ったすえ、やっと到着。門には小さい看板らしき物があったにせよ、電気もついてないし、門から家まで車で2、3分はあるかという程奥まった所に家のある広大な敷地のファームステイであった。疲れきった体を休める間もなく友達が迎えに来たので、友達のフィアンセと4人で取り合えず地元のパブへと繰り出した。友達曰くこのパブは超ローカルなので、自分でさえも居心地悪くて余りこないとの事。(よそ者だから。彼の地元はランカシャー)今日は2日でお客も少ないので大丈夫だろう(よそ者が4人も行っても)と言う事でビールを飲みに行ったが、確かにマスターの態度は感じ悪かった。まぁ無視して楽しもうという事で、昔話に花を咲かせビール3パイント飲み干した所で夕飯を食べに中華料理屋へ。そこでも昔話や友達の来年の1月に行われる結婚式の話、私達の話で夜遅くまで盛り上がった。余りしょっちゅうは会えなくても友達って大切だな、と実感したのだった。
タクシーを捕まえ(警察官だからこの辺はきちっとしてるね)宿まで戻ると宿の主人が向かえてくれた。12時過ぎてるし寝てると思ったのだが、どうやらおしゃべりがしたかったようだ。彼女の土地は目で確認できないくらい広大で、子供が巣立った後、旦那以外と話す人がいなくて非常に寂しいのでB&Bを始めたそう。40分位あれこれおしゃべりをして、やっと床に着く。いやー、今日は盛りだくさんの1日で疲れたなと思う暇もなく睡魔に襲われ眠ったのだった。もしこの方面に行く予定があったらThe WoodlandsというB&Bをお勧めします。素敵だしオーナーがいい人。

コメント

人気の投稿