おフランスな一日

朝７時に九段下集合でSちゃんと千鳥が淵の桜を見に行った。朝早ければ空いているだろうという予想は見事に裏切られ、朝から結構な人が。でも綺麗！やっぱりここの桜は別格だね。淡桃色の花が堀の緑の水に映って非常に美しかった。



千鳥が淵を過ぎて半蔵門辺りまでくると人もまばらになり、立ち止まって空を見上げると、上からくるくると回転しながら花が落ちて来た。何だろうと思って良く見ると、鳥がくちばしでついばんで花を落としている。二人で童心に戻り、花をキャッチし続ける事10分程。


お腹も空いたし手もかじかんだので、麹町を抜けて四ッ谷で朝ご飯を食べる事にした。大好きなポールへ。チキンサンドとクロワッサン、持ち帰り用にパンオショコラそしてコーヒーを頼んでパリジェンヌ風朝ご飯。（イメージ）

結局パンオショコラもペロリと平らげて、朝っぱらからおしゃべりペチャクチャひとしきり。家路につく途中スタバで豆乳ラテを買って、四ッ谷三丁目でSちゃんと別れた。日曜の早朝に会って朝ご飯ってのも乙なものだね。またやろう！Sちゃんよ。
四ッ谷三丁目から歩いて家まで帰るとまだ朝の10時過ぎ。夫はまだ寝ていたので土産のクロワッサンをだしに起こそうとしたが失敗。そういえばデジカメのプリントを店で頼もうと思っていた事を思い出したので、行ってくるねと言い残し家を出た。現像をお願いして店をでると、向こうから走ってくる夫発見。何事かと思ったら散歩に行くのに迎えにきたそうだ。という事でその足で戸山公園を散歩、しばし桜を愛でた後お腹が空いたので近所のフレンチレストラン、ラミティエさんにダメ元で突撃。撃沈。しょうがないな〜ラーメンか？とトボトボ歩いていると数ブロック先にフランス旗が見えた。ピジョンという名前のレストラン。行ってみよう！と果敢に挑戦した所、席があった！若いシェフが一人でやっているらしい。期待に胸膨らませ、夫は1200円のスープ・メイン・デザート・カフェのメニューを、私は1800円の前菜・メイン・デザート2品・紅茶のメニューを頼む。
まずは自家製のパンが届く。おいしい！適度な塩気、上がカリッ中がもちっとした味のあるパン。お料理への期待がいや増す。

前菜。白レバーのカルパッチョ。

う、うまい。臭みもなくほんのりカレーの風味がするドレッシングとあいまってかなり美味しい。付け合わせのサラダも大根とかセロリとかのマリネがごろっと入っていて野菜もいい味だ。
メイン。私は本日の魚料理で、今日は自家製の薫製鱒のポアレ。夫は牛肉となす、ジャガイモのガレット添え（確か）


美味しい!!!薫製は適度な感じで、中はちょっとレアな部分あり。そして夫の牛肉はコクのあるちょっとスパイスが効いた洒落た味。かなり当たりだね、ここ!と二人で今日の発見を喜んだ。
最後はデザート。私はカシスのパルフェとココナッツのパンナコッタ、夫はパイナップルのジュレ。

盛りつけはシンプルというか何も飾りはないけど味は確か。いずれも美味しく頂いた。
ご主人はフランスで修行された模様。非常に真面目そうなお料理が好きでシェフしてますと言った感じのお方。夜は3800円からだそうなので、今度夜も来ますと行って帰った。夜はもうちょっと重めなワインを飲んで合う感じのしっかりしたお味なものがでるそう。お母さんつれて来ようと言ったら、これでやっと寿司じゃなくなる!（両親が家に来ると必ず八幡寿司さんに行っていた。私は寿司好きだけど夫はちょっと苦手なので・・・だったらしい。）でもこの辺りで落ち着いて食事できる場所なかなかなくてそこにしてたけど、ピジョンさんならゆっくり食事と会話ができそう。ピジョンさん、ごちそうさまでした。本当に美味しかったのでこれから我が家のフランス料理指定レストランとなりそうです。神楽坂なんか行かなくても美味しいのが近所にあって良かった〜。
という事で今日はかなりメタボな一日だったので、明日からは質素に行かねば。