B.C.

子供が産まれる前最後の母娘旅行に昨日から一泊で箱根に行って来た。何十回も行ってるけどやっぱり箱根は近いし楽だし素敵だから大好き。今回はレトロな雰囲気を味わいたくて強羅の環翠楼に泊まった。昨日は雨も降っていたし、あまり歩き回ると疲れるのでゆっくり出発して、昼過ぎに箱根湯本に到着。軽くおそばを食べて、すぐに強羅に向かった。すごく久しぶりに登山鉄道に乗り一路強羅へ。(記憶に無いが母は小さい時に乗ったと言う。そうだっけ?)結構雨が降り出していたのでまだ2時頃だったけど、旅館に行ってみた。すると普通に部屋に通してくれて、3時前に露天風呂に入る事が出来た。
割と小さめの露天風呂だけど、誰もいないし新緑が鮮やかで雨の香りと木々の匂いが素晴らしく最高!だけど熱くてこれじゃタネコが心配だなと思ったので、私は足湯にしておいた。熱いお湯大好きな私としては肩までどっぷり浸かりたい衝動に駆られたけど、最後の数十秒だけどぷっと浸かって出た。禁忌に妊娠中の人とか書いてあったけど、逆に体中がポカポカずっとしていて冷えが治る気がした。
その後はひろーーいお部屋で(25畳もあった!)ゴロゴロとして母と子供の名前を選んだり、お菓子を食べたりしていた。

母は画数がとっても気になるらしく、今までの候補はすべて画数的には没だからだめ!とだめ出しをされて、考えては画数を調べていたが中々見つからない。そのうち嫌になって来たのでいいよ、画数なんてって言った物のこの点に関しては譲れない的に言い張るので取りあえずご飯の時間にそろそろなるので、もう一回今度は部屋のお風呂に入る事にした。

ここのお風呂は部屋風呂さえも源泉掛け流し。蕩々と風呂から湯が溢れ出ていてもう贅沢の極み。しかし部屋の風呂ももちろん熱いのでまた足湯と数秒浸かるだけ。あぁ、絶対また秋に来るんだ!と心に誓った。温泉好きにはかなり素晴らしい旅館だわ。
そして夕食。すべて薄味で上品な感じ。最近良くある変な創作和食ではなくて、本当に素朴な懐石料理と言った感じでどれも春を感じさせる美味しいお料理だった。









好みが分かれるかもしれないが、この旅館は私と母はとても気に入った。なにかおばあちゃんの家に来た様な懐かしい感じがするし、仲居さんとかも変に丁寧じゃなく(というかむしろミニマムサービス)こそばゆい感じがしない、素朴な感じでとっても良い。お部屋も本館の2階の階段を上がったらすべて私達だけのプライベートスペースだったので、隣に人がいなくて自由だし。他の旅館と比べると確かに値段の割にこのサービス?この部屋の古さ??と思う人もいるかもしれないけど、こんな古い建築自体残ってる事が素晴らしいなと思った。お料理もすんごい素朴だけどむしろもたれないし食べきれないって程でもなかったので(お腹いっぱいだったけど)丁度良い感じ。キラキラしてたりわざとらしい感じが嫌いな私と母にはこの旅館かなりツボにはまった。
その後も名前を考えようと思っていたのに母一人でワインを一本空けたので酔っぱらって使い物にならなくて、仕方なく寝た。しかしかなりこれは!と言う名前(画数もばっちり)を見つけたので、やっとこれで名前探しの旅も終わりそうだ。
今朝は一転して清々しい朝。

もちろん朝湯を浴びに露天風呂へ。また誰もいない中、朝日を浴びつつ足湯。あぁ本当にどっぷり浸かりたい。そして部屋に戻ってまた布団でトロトロまどろんで、朝ご飯。

極楽じゃ〜。出汁巻き卵がおいしかった。これもすべて薄味。お客さんの層が年配が多いからかな。とっても上品で美味しい。
そしてチェックアウトまでもう一回部屋の風呂にて足湯と十秒入浴。洗い場まで温泉がドンドン流れて来て寝湯が出来そうな位だった。
お名残惜しいけど、また紅葉の季節に参ります。
その後は特にやる事もなかったので、強羅公園でプラプラ散歩をして、おしゃべりをして2時過ぎに湯本からロマンスカーで帰ったのだった。な〜んにもしなかった素晴らしい旅行。今度は親子3代で行きたいものだ。

(新緑の強羅公園の紅葉)

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