がっかり？

昨日は前から楽しみにしていたコジョカルとコボーのロミオを観に行った。何年前かなぁ。多分10年位前にフェリとボッカのロミオを生で見て鳥肌が立つってこういう事？！という経験をして以来、ロミオは一番好きな演目であれこれ見て来たけど、未だあれを越すものを見た事がない。

コジョカルはロンドンでくるみをみたのが一回きりで（他も予約してたけどキャンセルになったりで見れなかった）後はDVDを買って眠りとジゼルをみて好きなダンサーの一人なのだが、さてロミオはどうか？とワクワクしていた。

まずは公私ともにパートナーのコボーがファミリーマターでデンマークに帰ったとかで、ルパート・ペネファーザーに代わっていた。ショック。でもコジョカル出るから良いかと思ってみたが・・・。

ルックスはあうよねって感じのルパート（ルパートなんて上流家庭出身な感じだね。夫にルーパートだと直された。）だったけど、なんかどうしてもボッカと比べるとふむと思ってしまった。ボッカが濃すぎるのか？でもあの二人の濃い感じの表現力がドラマチックで好きな私には淡々としてる感じ？に見えた。でもうまかったけど。ダンスの技術はどうなんだろ？伸びがいまいち風？なんかジャンプして降りて来た時のぐーっとストレッチーって感じがなくてぶつっと切れてる感じがした。

コジョカルは相変わらず可愛かった。うまいし。でもロミオ・・・に関してはやっぱり私はフェリなんだなと再確認した。あのフェリの伸びやかなジュリエット、表現力全てどこをとってもジュリエットはフェリ！と私の中では越えられない壁が。ロミオが朝出てって、寝室に親とパリスが入って来て結婚を迫る所とかのシーンの嫌がり加減とか、薬を貰って来てのむ前にまた来て強要されて嘘で承諾する時のあの踊りのシーンが、フェリのはもっと攻撃的な嫌さを全面に押し出していて、手とかつっぱってすごくホスタイルな感じだったけど、コジョカルはうなだれてる感じで、やっぱり全然演技者によって違うんだと実感した。

久しぶりにバレエが見られて楽しかったけど、あぁまた一度で良いからボッカとフェリの見たいと思った。でも引退しちゃったしね・・・。DVD無いしね・・・。ガラのビデオはあるけど、全幕でみたいよ。

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今ガラの見直してみた。やっぱり感動！なんかさ、全身からあふれるオーラと言うか存在感というか。ボッカの柔らかい動きも素晴らしいし、どこをとってもやっぱこの二人に勝るものなし。二人の間に流れる感情とかも感じられる舞台だし。まぁ代役だから昨日の場合それは仕方無いとしても、存在感が感じられずだったなぁ。