明日は卒園式

早い物で娘が明日幼稚園を卒園する。

思えば生後10ヶ月で保育園に入り、4歳で引っ越しとともに私が仕事を辞めざるを得なくて、引っ越し先の福井で幼稚園に入園、さんざんな目にあって強く帰る事を望み、なんとか夫に仕事を見つけてもらって半ば無理矢理戻って来た２年前。

どうしてもこの園に入れたい！とピンと来た感覚を頼りに入った幼稚園。親子共々充実という言葉だけでは足りないくらい大満足の園生活だった。

娘は割と前に出るのが苦手なタイプで、大勢に囲まれると泣いたりするタイプだったのに、今では前向きに、積極的に色々な事に挑戦出来る素晴らしい子に成長した。それもこれも今の幼稚園で先生を始め、お友達や園に関わる多数の大人達の支援があってこそ、と心から思う。親の力だけで今の娘になったのではないと断言出来る。担任の先生には全幅の信頼を置いていて、先生の言う事は本当に的を得てるし、娘も厳しいときは厳しくて怖いけど大好き！と言う。この先生なら一々言ってる事、やってる事をチェックしなくてもお任せします！と言える位私も大好きだった。（福井のときは違った…）

年中のときはお弁当の時間に皆がキャーキャーして席取りをしてるのが怖くて、いつも泣いて先生に隣に座ってもらっていたのだが、今では意気揚々と幼稚園に行き、休みの日には「早く幼稚園行きたい！先生とお友達に会いたい！」と言う程。明日を前に今の気持ちは「楽しみだけどなんか悲しい」と言っている。そして明日は世界で最悪な日だそうだ。

幼稚園での生活だけが楽しかったのではない。降園後、お迎え組のママ達と子供達と公園で思い切り遊んだ日々。休みの日にバーベキューや公園で一緒に遊んだ日々。私は私でお母さん達と飲み会をしたり、とにかく母子ともに思いっきり楽しい生活をさせてもらった。昨日は年長クラスの皆でお別れ会をシダックスでしたのだが、感極まって泣くママあり、私も泣きそうだったけど、涙は明日に取って置こうと思った。

下の息子が4月からすぐに入園するから幼稚園とはお別れではないのだけど、娘との幼稚園生活が終わってしまうのが本当に寂しい。今朝は最後の自転車での送りで、（明日は荷物がすごいので車だから）いつもあ、ここのお花が綺麗だねとか道行く景色を話したり、歌を一緒に歌ったりして雨の日も雪の日も頑張って通った道。じんわりしてしまう。息子とも同じ事をするのだろうけど、娘との大切な日々は形を変えて続くにせよ、あぁ幼年時代とのお別れだなとしんみりしてしまう。

明日は笑顔で卒園を祝いたいなと思うけど、今これを書いてるだけで目頭が熱くなる。本当に、本当に、この園に通えてラッキーだった。色々な人の力で今の娘と自分があるんだなと感じる今日なのだった。ありがとう！！