夏が終わり…

 暫くまた経ってしまった。

この夏休みは我が家では初めて勉強をした夏休みだった!今までは夏休みになったと同時に海外に出てぎりぎり帰って来る様な生活だったし,去年も海外は行けなくてもずっと熱海やら旅行やらで遊び呆けていたのだが,娘は部活の合宿の後は英語のサマーキャンプで朝から夕方までバッチリ勉強をし,息子は夏期講習に9日間通った。

お盆明けから熱海に10日間位行き,中3日で川奈ホテルへ。去年も泊まってすごく良かったので,今年も行く事にした。毎日朝から晩までプール三昧,美味しい物も食べ,ゆっくり温泉にも浸かって生き返るようだった。


川奈ホテルの部屋から海方面を眺める。癒される景色。


熱海「間瀬」のかき氷。このミカンの凍った物が上に載っているかき氷が素晴らしく美味しかった~。来年も食べる。

帰って来てからまた通常運転。私は準一級を受ける生徒の為にどうやったら合格するのか試行錯誤の毎日。生徒さんのお父さんが英語には一家言ある方で,塾長に今から準一級を頑張っても大変だし受からないだろうから,二級をもう一回受けてCSEスコアを上げた方が良いのでは?と言ってきた。塾長からも諦める方向で話してみては?との事。

ここで悩んだ。確かに受かる保証はない。でも本人はやりたいと熱く語っていた。あきらめさせるってなんでだろう?受からなかったら意味ないのかな?と親目線で考えてしまった。

本人がやるって言ってるのに受からないから止めなよなんて言えないわ~と思った。でも無責任に受からないかもだけどやってみな!とも言えない。

色々悩んでこうしたら?ああしたら?とアドバイスすると同時に,出来ているのに自信がない感じの子なので,自信持たせる様な話をしたりした。私の場合仕事と言うより趣味の領域だなと常々感じているので,時給に見合わないんじゃ?って位家で下準備してる。でも担当した生徒さんが希望のスコア突破して希望の大学に行ってくれたら良いなと思うので,頑張りたいと思う。

子供達。娘は9月が始まったと同時にまたレポートやプレゼンの課題の山で,勉強生活の毎日。プレゼンが好きらしく,資料作りが上手になってきた。しかし中1でパワポを使いこなすって時代は変わったな~。この子達が大人になったらどんな仕事するんだろうと思う。下手なサラリーマンより出来るのでは?今取り組んでいる英語のプレゼン課題はハワイ語についてらしい。2人一組で先生から言語を割り当てられ調べて発表。しょっちゅうラインで友達と連絡とりながら勉強している。

息子は中学受験の勉強を夏休みは頑張っていたけれど,私が塾なしで(算数以外)教えるのに疲れてしまって,もう出来る範囲で勉強はして,だめなら高校受験でも良いかなと思ってきた。別に今行っている小学校の附属中に行って,そこから頑張ったって遅くもないし。ストレスとのバランスを考えたら高校受験の方がマシかもしれないと思ってきた。その頃には本人も勉強は絶対しなくちゃいけないものと自覚するだろうから。今もやっているんだけれど,結局範囲が広すぎる。社会も理科も娘の一学期の期末試験で出た内容を小4の息子がZ会でやっていると言うこの不思議な現象。なんで先取するんだろうか。そんな勉強内容は必要なんだろうか?とまたそもそも論に戻ってきてしまった。

娘の勉強内容を見ていると,全くと言っていいほどそういう勉強の仕方ではない。一つの事について調べたり,自分なりに考えたことをまとめる。そういう勉強をしていけば,大学に入ってから自分の研究内容を自発的に見つけて調べられるんじゃないか。言われて勉強するスタイルだと,自分が何に興味があってそれを深めるにはどうしたら良いのか分からないんじゃないか,と思った。

勉強をする土台として確かに知識は必要だけれど,10歳の子供が詰め込んで覚えた所で何ほどの意味があるのだろうか,長い人生で。中学に入ってからおいおい覚えればいい様な内容をなんで今テストされて偏差値とか出されて。とまた無限ループに入ってきた。

国語と算数は確かにやってもいいと思う。国語は論理力が付くし,算数は基本的な計算とか出来た方が良いだろうから。でも理科も社会もこんな促成勉強の意味あるかね。県の特産品とか海峡の名前とか,それこそ大人になって実際旅行してみてへぇーって思ってそこで知識と実体験が結びついてものになるんじゃないのかね。念仏みたく唱えて覚える意味があるのか。

まだ時間があるからおいおい答えを出せば良いけれど,無理してやるのは止めようと思った。

娘がこの間富士山の浅間神社について調べていたので話をしたら,ちょうどいま私がはまっている逆説の日本史に出てきた怨霊信仰や,怒りを鎮める話と重なり,こういう話が一緒に出来る事が嬉しかった。歴史は別に好きではないらしいけれど。

先日娘の学園祭に行ってきた。改めてこの学校は放任だな~と感じた。先生も普通に見学したりウロウロはしているのだが,オーガナイザーでは全くない。中1ですら研究発表の時間が決まっているので,自分達で時間になったら教室に入ってきて,パソコンをプロジェクターにつないだり全部一人でやり,発表をする。先生は?と娘に聞いたら知らないって。先生には既に授業で見せたから今日はお客さん(保護者)に見せるだけだから,との事。他にもロックバンドの発表やお化け屋敷等色々見たが,みんな生き生きと楽しそうにしていて,本当にこの学校に入学できて良かったなーと思った。雰囲気が大学みたいだった。

不思議なのは娘は全然そういう雰囲気には慣れないタイプだと思っていたのに,今ではそれが普通,そういう雰囲気が大好きと言う風に変わった。小学校までは過保護な環境でいたから,そうじゃないとダメなのかもと少し思っていたが。でもこの順番だから(過保護→放任)良かったのかもとも思う。逆だったら自信ない子に育ったろうなと。



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